現地キュレーターが冬の小樽の楽しみ方をご紹介!

こんにちは、UNWIND HOTEL&BAR 小樽でキュレーターを務める髙𣘺です。
LIVELY HOTELSのキュレーターは、コンシェルジュとは一味違った地域の情報提供を強みとするポジション。みなさまの旅がより充実したものになるお手伝いをしています。そんな私から、今回は冬の小樽を楽しむためのコツとオススメのスポットをいくつかご紹介します。

▲冬の恒例イベント 雪あかりの路(2月)

冬の小樽を楽しむコツその1 -気温差に注意!-

小樽観光を始める前にまず皆様に知っておいてほしいのが冬の小樽の気温です。
いよいよ冬本番へ突入する12月の平均気温は約-1.0℃と、道外の方には厳しい寒さになります。外気温は氷点下を下回るほどの寒さですが、駅構内や宿泊施設、飲食店では当然ストーブや暖房が効いています。そのため、屋内と屋外の気温差は20℃を超えることも。

そんな気温差がある環境で注意しなければいけないのが『汗冷え』です。暖房の効いた屋内で薄っすら汗をかいた状態で氷点下を下回る外に出ると、あっという間に芯から冷えてしまいます。主な対策としては、脱ぎ着のしやすいアウターを着ていく、汗を逃がしやすい保温性の高いインナーではなく通気性の高いインナーを着ていくなどが挙げられます。せっかくの旅行で、風邪をひかないようにしっかりと備えてくださいね。

▲雪あかりの路 皆さんの服装が寒さを物語っています

冬の小樽を楽しむコツその2 -雪道の歩き方-

12月中旬までは薄っすらと雪が降っては消えを繰り返します。横断歩道の白線の上は目に見えないくらい薄く凍っていることも多く、かなり滑りやすいので注意が必要です!「根雪」と呼ばれる、踏みしめると「ギュッ」と音がする滑りにくい雪になる前は特に気を付けてください。


主な対策として・・・

①両手を出して歩く・・・これは、転倒したときに受け身を取るためです。頭を打ってしまったら大変です。歩きスマホをしない、傘を差さないことを意識しましょう。

②雪が無い場所でも油断しない・・・雪が無く一見アスファルトのように見えても、実は路面がツルツルに凍っていることがあります。油断せずに歩きましょう。

③屋根の下は極力近づかない・・・毎年、屋根からの落雪や落氷で怪我をする人が必ずいます。予兆が無いことも多いので、極力軒下に近づかないコースを歩きましょう。


氷点下でも耐えられる防寒と、滑りにくい靴と歩き方を意識してくださいね。

▲雪あかりの路

冬の小樽を楽しむコツその3 -観光の時の大切な注意点-

防寒や歩き方以外で大きな注意点として、飲食店やお土産屋さんの営業時間のリサーチや予約は欠かさず伺うことをオススメします。小樽は特にお店の閉店時間が早いです。お土産屋さんは17時には閉まる店も多く、飲食店は早いお店だと20時には閉店します。

小樽のお店で営業時間を調べる際は、ネット上では「営業日」となっていても個人経営のお店では張り紙1枚で営業時間や営業日を変更するお店も多いので電話連絡が無難です。繁忙期の飲食店はお客様が集中して入れないことも多いので、必ず下調べをして、可能なら予約をしましょう!当施設では、飲食店のご予約のお手伝いも承ります!ここからはホテルからのアクセスが良好で行きやすい、冬の小樽を存分に楽しめるオススメスポットをご紹介いたしますので、お気軽にお声がけください。

以上、冬の小樽を楽しむコツ3つをご紹介しました!ここからは冬におすすめの観光スポットをご紹介します。


▲冬季限定 ペンギンの雪中さんぽ

おたる水族館

小樽近海の自然を感じたい方にとって外せないのが、おたる水族館です。
敷地内にある「海獣公園」というエリアでは海を柵で仕切っただけのプールでトドやアザラシが野生に近い形で暮らしています。数年前には、野生のトドが柵を乗り越えてプールへ侵入。そのまま水族館へ「就職」した話は有名です。海獣公園に面した海岸線は国定公園に指定されており、豊かな自然を間近でご覧になれます。冬季限定で1日に数回ペンギンの雪中さんぽも行っていて、老若男女が楽しめるスポットです。

海沿いなので、風が強い日もあります。吹雪や強風には気を付けて楽しんでくださいね。小樽駅前からバスも出ており、アクセスの良さが抜群です。

おたる水族館公式HP

次は、おたる水族館で芯から冷え切ってしまった体を温めるのにピッタリのスポットをご紹介します。

▲小樽でトップクラスのフラットホワイトコーヒー

B3 COFFEE OTARU

当ホテルからも小樽駅からも徒歩で約15分ほどの小樽市内で唯一とも言っても過言ではない歓楽街地区、花園エリア。
古くから小樽市の中心を担ってきたこのエリアには官公庁が集まると共に、多くの飲食店が軒を連ねることで知られるエリアでもあります。そんな花園には、道外はもちろん国外からも多種多様な文化を持った人々が様々なお店を出店しています。

この「B3 COFFEE OTARU」もそんなお店のうちの1つです。

こちらのカフェは、オーストラリア人のご主人、関西出身の奥様とそんなおふたりのお子さんの3人で営業しているお店です。店名になっている「B3」はブラック一家3人を意味するんだとか。家族由来の言葉を店名にするなんて、それだけで仲の良さが垣間見えますよね。

オススメのメニューは何といってもフラットホワイトです。エスプレッソマシンで淹れたこのコーヒーはオーストラリア発祥の独自の文化で、見た目にも楽しめる本格コーヒー。

平均気温が氷点下まで冷え込む冬の小樽、温かみのある店内と温かいご家族達に囲まれて最高のコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか?


<店舗情報>

店名  B3 COFFEE OTARU
住所  小樽市花園1-7-6
TEL  0134-35-8490
定休日 木曜日
営業時間(冬季)  10:00~19:30(19時LO)
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温かいコーヒーで元気を取り戻した後は、少しだけ芸術に触れてみるのはいかがでしょうか?

▲小樽芸術村のひとつ、国指定重要文化財の旧三井銀行小樽支店

小樽芸術村

昨今の小樽は様々な側面から盛り上がりを見せていますが、そのひとつが「芸術・アート」です。
そのきっかけになったひとつの要因が、似鳥文化財団が2016年より開設している小樽芸術村。
小樽芸術村は、写真にある旧三井銀行小樽支店の他、ステンドグラス美術館、似鳥美術館、西洋美術館の計4館で構成されており、貴重な美術品や文化遺産を楽しむことができます。

当ホテルの目の前にある、国指定重要文化財「旧三井銀行小樽支店」では冬季のライトアップはロマンチックで、外観だけでも見応えがあります。また、似鳥美術館では時期によって様々な展示をしており11/23から来年1/30までは世界的に人気な『ミュシャ特集』を予定しており、その後、12/28から来年4/2まで葛飾北斎を始めとする『浮世絵コレクション展』が3期にわたり開催されるとのことです。

小樽芸術村のどの建物もホテルからは徒歩圏内で、散策にはうってつけです。4館共通券を販売しているのも嬉しいポイント。4館それぞれ入館料や時期によっては開館時間も異なります。

必ず、公式HPをご確認ください。

小樽芸術村公式HP

BAR Ignis 小樽

最後にご紹介するのは、当ホテル内のBAR Ignis 小樽です。
自施設のご紹介となり恐縮ではありますが、ホテルのBARは冬にもってこいです。宿泊者の場合はお酒を飲んだ後にすぐに部屋で休めますし、ホテル内なので氷点下の中移動をしないでいいというメリットもあります。BAR Ignisではイベントごとの期間限定オリジナルカクテルや、季節ごとのカクテルをバーテンダーが試行錯誤を繰り返しながら開発しています。

BARにあまり馴染みのない方でも楽しめるよう創意工夫を凝らしているので、どなたでも安心してご利用いただけます。

ここまで冬の小樽を楽しめるオススメのスポットをご紹介してきました。
ひとつでも気になるスポットがあれば幸いです。今回ご紹介したお店以外にも小樽にはたくさんのオススメがあります。
宿泊前に当ホテルへご連絡いただければ、ご提案させていただくことも可能ですので気兼ねなくお声がけください。

アンワインドホテルアンドバ-小樽は、歴史的建造物を現代的にリノベーションしたライフスタイルホテル。幻想的な空間で、バーやハイティースタイルの朝食を楽しんでいただけます。

<施設概要>
施設名:UNWIND HOTEL&BAR 小樽(アンワインドホテルアンドバー 小樽)
所在地:北海道小樽市色内1丁目8番25号
アクセス:札幌駅から小樽駅までJR函館本線で約35分、小樽駅からホテルまで徒歩10分
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