
slash 川崎(スラッシュ川崎)の扉をくぐれば、非日常を感じさせる特別な空間が広がります。
今回は、アーティスト・中本 和伸氏とのコラボレーションによって誕生した、当ホテルのエントランスを彩る「エントランスペインティング作品」をご紹介します。
ポップでありながら、ほんの少しの毒気を感じさせる——
中本氏が描くのは、“人ではない愛らしさ”を持つキャラクターたち。
見る人の想像をくすぐるような独特の世界観が魅力です。
実は、slash 川崎のエントランスに中本氏がペインティングを施すのは今回で3回目。
季節ごとに姿を変えるこの作品は、slash 川崎のエントランスに新たな息吹をもたらしています。
本記事では、中本氏が今回の作品に込めた想いや、細部に宿るこだわりについて、インタビュー形式でたっぷりとお届けします。
Q1. 今回のエントランスペインティングでは、「初夏をイメージした花火」というお題にて依頼をさせていただきました。このテーマを中本さまはどのように表現しようと考えられましたか?

中本氏:
まずは花火を大きく描きたいなと思いました。
そこに花火を楽しんでいる個性のあるキャラクター達を描いて、楽しんでいる姿を表現したいと思いました。
slash 川崎さんはビジネスホテルじゃないし、一般的なホテルとは少し違う、良い意味での個性のあるホテルさんだと思っています。まさにLIVELY HOTELS。
そこを自分のアートとうまく融合させて表現できたらいいなと考えています。
slash 川崎さんでエントランスペインティングをさせて頂くのは3回目ですが、毎回それはテーマとしてもっています。
Q2. 作品を制作される上で、特にこだわったポイントはどこですか?

中本氏:
イラストやその他クリエイティブなモノの良さの一つは、非現実性だと思っています。
花火もただの花火を描くのではなく、そこに「楽しさ」を加えたくて花火に顔がついていたり、slash 川崎の「/」文字が浮かび上がったりと遊びをいれました。
そんな花火を見ているのは、モンスターさん達と少し動物人間たち。
右側では、花火と友達を撮ろうとして自撮りしちゃってる間抜けな姿。
左側では、アイスをたのしんでいたり話していたり、キャラクター同士でわちゃわちゃしてる姿を描きました。
slash 川崎さんに関係のある、数字や言葉を少し散りばめているのもポイントです。
(開業5周年を迎えたslash 川崎を表現する「5th」や「5」、slashの頭文字である「s」と創業20年を迎えたslash 川崎の運営会社Global Agentsを表現する「20th」や「GA」など。)
Q3. 中本様には何度か当ホテルへご宿泊いただいておりますが、毎回楽しくご滞在されている様子をInstagramへアップして下さっておりますよね。ずばり、中本様が感じる当ホテルの魅力や好きなポイントを教えてください!

中本氏:自由度の高い、面白みのあるホテルという印象が強いです。
今回のエントランスペインティングもそうですが、普通のビジネスホテルや一般的なホテルであればあまりない発想やアイデアが楽しめるホテルだと思っています。スタッフの方々もサービスクオリティは高く、個性的な魅力のある方も多い印象です。
各フロアにあがるとエレベーター前に階数の数字が大きく表示されていますが、おしゃれに彩られていたり、ホテル外の道や壁面のホテルロゴのあたりも、季節に合わせて装飾されていて、さりげなくオシャレに華やかになっていて、slash 川崎さんの持つブランドへの愛着や想いを感じられ、ホテルそのものをアート空間のように楽しめます。
ホテルさん側が楽しんで運営をしている事が、宿泊者を楽しませ喜ばせる一因になっているのだと感じます。
あとはなんと言っても、朝食が美味しい。他のホテルだと朝食はあってもなくてもいいタイプですが、slash 川崎さんに宿泊する場合はマストです。ルームサービスも美味しいです。まだ夜のレストランにお伺いしたことはないですが、是非お伺いしたいと思っています。(余談ですが1階のレストランのトイレも、綺麗でいい香りがするんです。)
部屋に入れば最高のプロジェクター。動画配信サービスにログインしてみてもいいし、スマホを繋いで見ることもできます。ホテルに宿泊する時は何か特別な時間を過ごしたいと、多くの人が思うと思いますが、プロジェクターで見るって本当に贅沢空間という感じです。
長くなって申し訳ないですが、ベッドのリクライニングがいい…!朝かなり弱いタイプなのですが、アラーム設定しておくことができるので、自然と起きることができてとても助かります。必ず逃したくない朝食も間に合いますからね。
slash 川崎さんの魅力はたくさんあって長くなってしまいますね。
あ、まだ屋上テラスには行けていないのですが、次回の楽しみです!
その他にもまだまだ経験していないサービスがあるのがすごいですよね。
中本様、熱い思いをお聞かせいただきありがとうございます。
チェックインからチェックアウトまでの滞在が想像できるようなコメントで、スタッフ一同感激です!
いかがでしたでしょうか?中本氏の感性とホテルの個性が融合したライブペイント作品。
slash 川崎ならではの特別な体験の一部として、ぜひ現地でお楽しみください!
アーティストプロフィール

中本 和伸
デザイナー兼イラストレーターとして活動中。人じゃない愛らしさのあるキャラクターをモチーフに、ポップで少量の毒味のあるイラストを強い配色で描いています。猫アレルギーですが、猫と暮らしています。かゆみよりも愛。 Instagram